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2018年12月29日

第二刷の修正箇所について

先週予告しましたように本日は『JMPではじめる統計的問題解決入門』の第2刷で修正箇所についてご報告します.今回は増刷なので,改訂版と違って通常は大幅な修正はできませんが,気付いている限りの修正をオーム社に無理を通してお願いしました.複数のページにまたがるような大幅な変更(例えば注釈を追加,削除したりも含みます)は断念せざるをえませんでしたが,以下ではそれらも交えて報告します.ですので,以下の記述は第1刷をお持ちの皆様のためのもので,第2刷での実際の記述とは異なっていることご注意ください.(念のため既にご報告している修正点も掲載しています.)

1.p11の下のエクセルデータの図を下図と差し替えています.(左のデータの右側が50代になっていますが30代の間違いでした.)
1-1.png 1-2.png

2.p65の2行目のJMPくんの台詞で「降水量をY軸に,平均気温をX軸に...」を「降水量をX軸に,平均気温をY軸に...」に修正しています.(XとYとを入れ替えています.)

3.p80の下から4行目には「JMP実習」の見出しをつけても良かったのですが,この後にも「JMP実習」が来るのでここは明示していません.「以下では...」から実習が始まるものとご理解ください. 

4.p85の2行目のJMPくんの台詞で,「表示形式」のところで「データ点はオフ」を選択するとデータ点が見えるよ...」を「...データ点が消えるよ」に訂正しています.

5.P106下から5行目のJMPくんの台詞の前に以下を付け加えています. 
「計算式が入力できたら,行メニューから「行の追加」で「追加する行数」に100をいれて『OK』するのを忘れないでね.これで所望のデータテーブルができるから,「グラフ>曲面プロット」でグラフを描いてみようよ...(後略)」

6.p125の脚注は「...ではなく,Binomial(二項分布)という用語の頭文字にすぎません.」に修正しました.Binormalはタイポなので注意.

7.p131の下から11行目のJMPくんのセリフを「前略...この場合,「ユーザ定義」にチェックをいれてから14と入力して『計画の作成』を押すと計画が作成できるよ.そうしたら,実験計画のウィンドウの下にある実験の順序を「左から右へ並べ替え」に変更して『テーブルの作成』を押してみて.」と訂正しました.

8.p131の下から8行目の計太くんの台詞「テーブルができたぞ.」の後に次の脚注を入れようと思ったのですが,上述の理由で断念しました.
「カスタム計画は乱数をもとに作成されるので,ここで作成した計画は必ずしもサポートファイルと同じ計画になるとは限りませんのでご注意ください.」
その代わりに,P131 下から11行目のJMPくんの台詞を以下と差し替えています.
「実験の誤差を考慮してそれに1を加えた14が実質的な最小実験数だよ.「ユーザ定義」をチェックして14と入力してから『計画の作成』を押してみて.毎回同じ計画ができるわけではないから注意してね.」

9.p140ページの統子ちゃんの台詞を「...モデルでRMSE(Root Mean Square Error)が最小に...」に修正しました.RSMEとあるのはタイポですので注意.

10.P202 3行目の計太くんの台詞以降ですが,この部分はサンプルデータを作るのにとても苦労しました.いろいろと試行錯誤を繰り返しているうちに,本書に採用したデータを先祖返りしたデータで上書きしてしまうというミスをしていました.申し訳ございません.そこで今回は現在の(先祖返りした)サンプルデータに合わせて本文を修正しています.今回は時間がなくこのような手を打ちましたが,オリジナルのサンプルデータの方が面白かったので,第1刷をお持ちの皆様のためにいずれサンプルデータの方を修正したいと考えています.

P202 3行目の計太くんの台詞以降を次に差し替えてください.
計太 「そういえば,二人ともいつも同じブースを使ってたかも.」
JMPくん 「それも「グラフビルダー」で見てみよう.」
10.png
計太 「なるほど,実験者による違いは実験ブースの違いが原因かもしれないな.何か問題があったのかな?」

11.上と同じ理由で,p207以降の「EMPシステム分析」のグラフ・テーブルを以下と差し替えています.数が多いのですが,出てくる順に並べてあります.(サムネール表示がぼやけてますが,クリックすると別ウィンドウで開きます.)

P207上 11-1.png

P207下 11-2.png

P208上 11-3.png

P208中 11-4.png

P208下 11-5.png

P209上 11-6.png

P209二番目 11-7.png

P209三番目 11-8.png

P209下 11-9.png

P210上 11-10.png

P210下 11-11.png

12.p209の一番下のJMPくんの台詞の最後に以下の脚注をつけようと思ったのですが,修正の制約で断念しています.
*JMP14では「バイアスの比較」「繰り返し誤差の比較」というより分かりやすい名称に変更されています.

13.p229 4行目の計太くんの台詞 「触媒量」を「触媒」に訂正しました.

14.p229 8行目の統子ちゃんの台詞
「このように入力すればいいのね」を「このようにチェックを入れてから,「触媒」と「反応時間」の現在の値にそれぞれ0.005と8を入力すればいいのね」と訂正しました.

15.p255 7行目 目をつむる → 目をつぶる
目を瞑るというのは間違いではないですが,何となく.

16.p259の4行目の「...のままで構いません.」で改行して,以降の「通常の...作成しました.」の2行を次の段落と差し替えようと思ったのですが,帰って読者を混乱させてしまうかもしれないと思い直し,制約もギリギリだったこともあって修正は見送っています.

更に,2018年11月時点での最新版のMCDAアドイン(バージョン180214)では,最適化アルゴリズムに改良が加わったために,本書に掲載している開発版のアドインで計算した最適解の一部で,それとは異なる結果が得られます.そもそもJMPによる最適化のしくみから,微妙な環境(JMPのバージョンやOS等のPC環境,更には統計モデルや最適化設計の状況)の違いによって必ずしも同じ最適解が得られるとは限りません.使用するOSの種類やJMPのバージョン全ての組み合わせの結果を網羅することは現実的でないため,ここに掲載した最適解は参考に留め,最適解を得る流れを追ってください.
このように最適解がいろいろと出てきてしまうことに不安を持たれるもしれません.この状況はソフトのバグというわけではなく,どのような状態を最適とするかというプログラム上の定義(の違い)によるものです.「最適化はJMP(PC)がやるものではなく技術者自らがやるものだ」ということを認識して頂くために,ノイズ因子が複数あるというあえて複雑な問題を事例にとって,敢えてこのような実情を露呈させています.しかしながら,通常はこのような状況に遭遇することは多くないので安心してください.

17.p280 3行目のJMPくんの台詞に以下を追加しています.
それから最適化の赤三角から「予測変数の表示設定」を実行して「MIN」と「MAX」とにチェックをいれよう.

18.P280の二つの設計画面を以下と差し替えました.
18-1.png
18-2.png

19.p288の16行目 「Y 予測式」を「予測式 Y」に訂正しました.

20.p291の3行目 JMPくんの台詞に以下を追加しています.
「...してみようよ.それには設定画面で「予測式Yu1」と「予測式Yu2」を「予測式」に「Zu」を「ノイズ因子」に割り当てるんだ.」

21.p294 下から2行目のJMPくんの台詞で,「設定画面で「予測式Yu1」を「予測式」に,..」は「設定画面で「予測式Yu1」と「予測式Yu2」を「予測式」に,..」に訂正しています.

22.p295の下から6行目のJMPくんの台詞「...得られない解*32だよ.」と脚注を挿入しています.

*32 この解はWindows版のJMP13上で開発版のMCDAアドインを用いて出しましたが,現在ダウンロードできる最新版のアドインでは違った最適解が得られます.この状況はソフトのバグというよりも,どのような状態を最適とするかというプログラム上の定義の変更によるものです.どちらが正しいというわけでもないので,以下の説明での辻褄を合わせる都合から,そのまま掲載していますのでご注意ください.

23.ここまでページ順に番号を振っていましたが,期限間際に以下の修正を追加したことを思い出しました.すいません.

P47 下から8行目 「花粉Data2.jmp」を「花粉データ2.jmp」に訂正.
P53 3行目 「データの吟味は...」を「「列ビューア」で標準偏差が0の「Time」列と,二つのデータ行を「非表示かつ除外」にできましたか.結果を...」に修正しています.
P300 6行目 『統計モデルによるロバストパラメータ設計』の閉じ括弧を二重括弧に訂正しました.

皆様にはいろいろご不便おかけして申し訳ございませんでした.心からお詫び申し上げます.その他にも何か不具合を見つけられたならば,ぜひご一報ください.本書やJMPについての質問でも構いません.以前もお話しましたように,コメントに開示しないように書いてくださった方のコメントは非公開にしていますので,ご安心ください.

それでは皆様良いお年をお迎えください.
posted by Tad at 19:00| Comment(2) | TrackBack(0) | お詫びと訂正

2018年04月01日

MCDAアドインに関する補足・訂正について(4/2修正)

昨日の投稿で予告しましたように,以下について補足・訂正させていただきます.

1.P280の二つの設計画面に「重み」という「入力セル」がありますが,配布版のアドインにはありません.これは開発版のアドインにあった「予測変数」の優先順位を決めるパラメータで「満足度関数」の「重み」です.「重み」は配布版ではすべて100に固定されていますので,GUIからは隠してあります.多目的最適化では特性の優先順位を「重み」で変えるのは混乱のもとになるだけという判断によるものです.ですので,この図にある「重み」は無視して下さい.

2.P294のJMPくんの台詞で,「設定画面で「予測式Yu1」を「予測式」に,...」は「設定画面で「予測式Yu1」と「予測式Yu2」を「予測式」に,...」に訂正します.不親切ですいません..

3.P295の「包括システム」の設計で最適解は,配布版のアドインでは書籍と同じにならないことを確認しました.その他にも,第5講の例題では書籍の図と出力結果が異なる場合がありますことにご注意ください.書籍の出力結果は開発版のアドインで出力したものですが,配布版のアドインには最適化アルゴリズムに改良が加わったため,統計モデルと最適化設計の状況次第で異なった結果となる場合があります.開発版では「MCDAデモ事例.jmp」の最適化に私の環境で10分近い時間がかかっていましたが,配布版では遅いPCでも数分に短縮されたのはこの改良によるものです.P258の「この例題についての注意」に書きましたように,そもそもJMPによる最適化のしくみから,微妙な環境の違いによって必ずしも同じ結果が得られるとは限らないので,ここは最適解そのものよりも最適解を得る流れを追っていただければと思います.因みに,P295の「包括システム.jmp」の最適解はMac版のJMP Pro 14上で動作するMCDAアドインの最新版では次のようになっています.Mac OSは最新のHigh Sierraです.
mcda.jpg

ここ以外にP265の最適解でも異なる解が得られることを確認していますが,この二箇所以外では小数点以下の微小な違いにとどまっています.私の方で確認している限りでは,P253下,P254下,P261上,P264下,P280上,P280下,P288の7つの設計で微妙な違いなあります.Macは64bit環境ですから,32bit環境ではまた違った結果になるかもしれません.MCDAアドインを使った関係するすべての図版の修正版をこの場に掲載しようとも考えましたが,使用するOSの種類やJMPのバージョン全てを網羅することは困難なためそれは諦めました.何かご質問あれば個別にお問い合わせいただければその都度対応いたします.

このように最適解がいろいろと出てきてしまうことに不安を持たれるかたもいらっしゃるかもしれません.この状況はソフトのバグとういうわけではなく,どのような状態を最適とするかというプログラム上の定義(の違い)によるものです.書籍では「最適化はJMP(PC)がやるものではなく技術者自らがやるものだ」ということを認識していただきたいという思いがあり,このようなコンピュータ計算による最適化設計の実態を示すために,ノイズ因子が複数あるというあえて複雑な問題を事例にとりました.しかしながら,通常の比較的単純な問題ではこのような状況に陥ることは多くないので安心してください.ここのところについては来週(か再来週)もう少し説明を加えたいと思います.

上記についてご質問あればコメントをいただければと思います.どうぞよろしくお願いいたします.
posted by Tad at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お詫びと訂正

2018年02月02日

お詫びと訂正のカテゴリーを新設しました.

いろいろと訂正することも増えてきたので,新たにカテゴリーを新設しました.改めて読者の皆様に謹んでお詫び申し上げます.先にコメント頂いたお二人以外もオフラインでご指摘いただいたIさんどうもありがとうございました.またHさんからも昨年にご指摘いただいておりましたこと失念していました.申し訳ございません.言い訳は見苦しい限りですが,サポートファイルの取り違えが原因です.私の執筆時の環境はJMP13でしたので一部のメニュー(と言ってもヘルプくらいですが)が英語でしたので,本書の図版はSAS社のご協力で当時の最新の13.2で取り直していただいたものです.その際に間違ったファイルを渡してしまったようです.サポートファイルは数多く試作しましたが,あいにくほとんど消去してしまっているので,今のタイミングではJMP14のリリースを待ってじっくり検証した上でサポートファイルを皆様にご提示しようと考えています.

既にブログで報告済みですが,以下に単純なタイポを再度掲載しておきます.
1.p11の下のエクセルデータで,左のデータの右側が50代になっていますが30代の間違いです.単純なタイプミスのチェクもれです.話の内容には大きな影響はありませんが,訂正します.
2.p85の2行目のJMPくんの台詞で,「表示形式」のところで「データ点はオフ」を選択するとデータ点が見えるよ...とあるのはもちろん「データ点が消えるよ」の間違いです.デフォルトではテータ点が見えるようになっているので,理解する上では大きな問題はないと思います.
3.対応済みなので削除.
4.p65のJMPくんの台詞で「降水量をY軸に,平均気温をX軸に...」ではXとYとが逆ですね.
5.p125の脚注のBinormalはBinomial(二項分布)のタイポです.
6.p140ページの統子ちゃんの台詞でRSMEとあるのはRMSE(Root-mean-square-error)のタイポです.
posted by Tad at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | お詫びと訂正