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2018年09月08日

MCDAアドインのアップデート

本書のサポートアドインであるMCDAアドインのアップデートについてお知らせします.不具合修正と同時に若干の改良が加わりました.不具合というのは最適化の条件がローカルに保存できないというものでした.これができないと様々な最適解(の候補)の比較検討(即ち,このアドインの目的である多基準の意思決定)がやりにくいのです.実はこの不具合には気づいたのは昨年の出版記念セミナーで発表したときのことでしたが,クリティカルな不具合ではないので修正はいつでもいいからと開発者に報告だけはしていたのですが,ようやく修正していただけました.今回,JMPのプロファイルにある機能を実装してもらえたので,赤三角メニューの設計条件の保存は廃止しました.
それでは,どのようにして設計条件を登録するのか,そのやり方について説明します.まず,サポートファイルの「MCDAデモ事例.jmp」を開いてください.アドインメニューから「MCDAアドイン」を実行して,予測式に「予測式 膜厚」ノイズ因子に「位置L」「位置W」を割り当てます.
そうしたら,「RNG」を0以上0以下で制約,「MID」を最大化に条件設定します.この状態で「最適化」の赤三角から「最適化」して,最適解を導出してください.このファイルの予測式は複雑なので少し時間がかかります.プログレスバーが二回出るはずです.解が変われば最適化の計算は終了しています.この状態で「プロファイル」を呼び出します.この図のようになりましたか?
85-1.jpg
ここで「予測プロファイル」の赤三角から「因子設定>設定を記録」を実行しますと,設定の名前を入力するウィンドウが出てきますので「膜厚最大」とでも入力します.
次に,この状態で最適化の条件を変更します.例えば「RNG」を「なし」にして「MID」を「5000」に制約します.最適解が得られたら,上と同じようにして設定名を入力します.「膜厚5000」と名前意をつけたのが下の図です.
85-2.jpg
このように,複数の最適解の候補を横並びにして評価できます.二つの解の「RNG」と「MID」の差が表示されます.ラジオボタンをクリックするとプロファイルが切り替わります.もちろん,「プロファイル」の赤三角からデーターテーブル等へスクリプトを保存できますので,いつでも傾倒した最適解の候補をプロファイル付きで緑三角から呼び出せるのです.原因は調査中ですが,Mac版JMPですと呼び出しに少々時間がかかりレインボーカーソルが回ります.今回の改良は多基準の最適化に特に便利です.この機能があれば昨年のDiscovery Summitでの発表は楽だったのにと思います.皆さんもどんどんこのアドインを使ってみてください.実務における最適化には大変有効です.少々使い方が難しいところもありますので,このアドインの使い方に的を絞ったセミナーの開催も予定しています.おそらく今回も非公開に募集をかけますので,興味ある方はご一報ください.

<重要>
もう少しテストを重ねてバグのないことを確認したいので,アップデートアドインは9月17日の敬老の日までに公開します.既にMCDAアドインをお持ちの方は,お手数ですが公開日以降に再度前回と同じ方法でお申し込みください.

それでは本日はこれまで.
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